栄養機能食品の定義とは
栄養機能食品は、不規則な生活や高齢化などの理由から一日に必要な栄養成分を摂取できない場合、その補給の為に利用することが目的となる食品です。
ただし、栄養機能食品といっても、すべての栄養素をバランスよく摂取できるわけではありません。自分に不足している栄養素を考えた上で栄養機能食品を活用しましょう。
つぎに、栄養機能食品と同じ「保健機能食品」であるトクホとの違いについて解説します。トクホと栄養機能食品の違いは厚生労働省における許可の有無です。
特定保健用食品は商品別に厚生労働省が認定していますが、栄養機能食品は基準が設定されているだけですから、製造メーカーが事故の責任のもとで、「栄養機能食品である」と示して販売しています。
栄養機能食品の注意
栄養機能食品で注意すべき事は、あくまでも国がその食品の効果を保障しているわけではないということです。ダイエット補助食品などに「栄養機能食品」との記載があってもその中に含まれているなんらかの栄養成分が国の規格を満たしているというだけです。
国が定めている栄養機能食品の規格基準
ここでは、国が栄養機能食品として定めているビタミンとミネラルの規格基準について解説します。例えば、亜鉛の栄養機能を表示している食品の場合、一日に摂取する食品中に亜鉛が3mg以上15mg未満の間に入っていなければなりません。
栄養機能食品に必要なミネラル類 |
| |
亜鉛 |
カルシウム |
鉄分 |
銅 |
マグネシウム |
- |
| 上限 |
15mg |
600mg |
10mg |
5mg |
300mg |
- |
| 下限 |
3mg |
250mg |
4mg |
0.5mg |
80mg |
- |
栄養機能食品に必要なビタミン類 |
| |
ナイアシン |
パントテン酸 |
ビオチン |
ビタミンA |
ビタミンB1 |
ビタミンB2 |
| 上限 |
15mg |
30mg |
500ug |
600ug |
25mg |
12mg |
| 下限 |
5mg |
2mg |
10ug |
180ug |
0.3mg |
0.4mg |
| |
ビタミンB6 |
ビタミンB12 |
ビタミンC |
ビタミンD |
ビタミンE |
葉酸 |
| 上限 |
10mg |
60ug |
1000mg |
5ug |
150mg |
200ug |
| 下限 |
0.5mg |
0.8ug |
35mg |
0.9ug |
3mg |
70ug |
栄養機能食品におけるミネラル類の栄養機能表示
以下が栄養機能食品におけるミネラル類の栄養機能表示です。
亜鉛
- 味覚を正常に保つのに必要な栄養素
- 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
- たんぱく質・核酸の代謝に関与して健康維持に役立つ栄養素
カルシウム
鉄
銅
- 赤血球の形成を助ける栄養素
- 多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素
マグネシウム
- 骨や歯の形成に役立つ栄養素
- 多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー生産を助けると共に、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素
栄養機能食品におけるビタミン類の栄養機能表示
栄養機能食品の規格基準に合致する場合は、栄養成分機能の表示ができます。ただし、基準を満たしている全ての成分に関する効果をメーカーが表示する義務はありません。 ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・ビタミンB2
ビタミンA
- 夜間の視力の維持を助ける栄養素
- 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
ビタミンB1
- 炭水化物からのエネルギー生産と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
ビタミンB6
- たんぱく質からのエネルギー生産は皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
ビタミンC
- 皮膚や粘膜の健康維持を助けると共に、抗酸化作用をもつ栄養素
ビタミンD
- 腸管でもカルシウム吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素
ビタミンE
- 抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素
葉酸
- 赤血球の形成を助ける栄養素
- 胎児の正常の発育に寄与する栄養素
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